検査機器について
【CT】
【CT】
当院が使用しているCTは「全身CT東芝マルチスライス16列型」です。
撮影スピード早く、急性期脳卒中や頭部外傷などの2次性頭痛のスクリーニングの早急診断に役立てています。放射線量も従来のものより大幅に減量されたうえに撮影スピードが速いので、小さなお子さまや高齢者の方への負担も抑えられ鮮明な画像撮影が可能です。
■検査対象者
◆頭に突然の痛みや激しい痛み
◆吐き気や嘔吐・手足のしびれ(麻痺
◆時間が経つにつれ状態がひどくなる、意識がもうろうとする
上記の症状に加え頭痛が伴う場合には、早急な診断が求められますので、すぐに受診・検査にいらしてください。
【血圧脈波検査装置】
【血圧脈波検査装置】
血圧脈波検査は非侵襲的に動脈硬化リスクを数値化する検査で、動脈の硬さから血管年齢やABI(両側足関節と両側上腕の血圧を同時に測ることによって足関節/上腕血圧比)を算出し、その評価で虚血性心疾患や脳卒中、動脈硬化リスクを計ります。
虚血性心疾患や脳卒中等の臓器障害は本邦における全死因の約30%を占めています。
血圧脈波検査は、抹消の血管の程度を診ることにより心臓や脳といった臓器のリスクを予測する事が可能で、大切な臓器を守る為に有用な検査です。
検査の流れはベッドに横たわって仰向けに寝てもらい両手両足に血圧測定用カフを巻き、手首に心電図電極、胸に心音マイクを装着します。手足に圧迫感は感じますが、比較的痛みは大きくありません。検査時間はおおよそ15分程度です。
■検査対象者
◆年齢が 男性:45歳以上 女性:55歳以上
◆腹囲が 男性:86cm以上 女性:90cm以上
◆高血圧・糖尿病疾患をお持ちの方
◆親類に脳卒中や心臓病の方がいる
◆責任感が強くストレスを感じやすい
◆運動不足の方
◆毎日お酒を飲まれる方
伝的要因以外にも日々の生活の中での運動不足やストレスなどで動脈硬化が促進される可能性があります。
今は症状や心当たりがない方も予防の観点から、自身の血管年齢を調べられてはいかがでしょう。
【頸部血管エコー】
【頸部血管エコー】
頸動脈エコー検査は、エコーゼリーを首(頸動脈)に塗り、プローブと呼ばれる機器を当てながら頸動脈内部の映像を確認しながら診断を行う検査です。
検査時は首にゼリーを塗布しますが、それ以外はベッドに横たわったまま検査を受けられるのでお体への負担はほとんどありません。
頸動脈エコー検査では、頸動脈の狭窄(血栓)を調べます。頸動脈の動脈硬化進行度合いは大血管や心臓の冠状動脈と相関します。脳へ流れる血流を計ることで、全身の動脈硬化の程度を類推することが出来ます。
■検査対象者
◆生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・高血圧・肥満等)
◆運動不足の方
◆偏食の方
◆おタバコを吸われる方
慢性疾患や生活習慣病をお持ちの方、健康診断で「要検査」判定を診断された方は、ぜひ一度検査をご検討ください。
【心電図】
【心電図】
心電図検査は、心臓の筋肉から発生する微弱な電気信号を拾い上げ、心臓のリズムが正常であるか検査します。リズムの乱れから不整脈や虚血性心疾患の一般な心疾患、甲状腺疾患等、心臓以外の内科的疾患の発見に役立つ検査です。
検査の流れは胸部、手首、足首部分に電極を取り付け心臓から発せられる電気信号を記録します。特に痛みを伴う検査ではありません。検査時間はおおよそ5分程度です。
■検査対象者
心臓は体の中で最も大切な臓器の一つです。働きに異常がないかをしっかりと検査で調べましょう。
【レントゲン】
【レントゲン】
レントゲン検査は体の外側からX線を照射し、臓器・器官の位置や大きさ、形などを確認する機器です。胸部、腹部、頭部、骨や関節など撮影部位は多岐にわたり骨折・変形性関節症(骨の変形)・肺炎・結核・心臓病・大動脈瘤・胆石・腎石・腸閉塞など様々な疾患の診断に役立ちます。
検査方法は、画像に写る可能性のある幹部付近の装飾品(ネックレスやイヤリング・ピアス等)を外していただき、医師の指示に従って撮影します。撮影時は医師の指示によるポジショニングの保持や撮影のタイミングなどの指示はありますが、じっとすることが出来れば数分で撮影できます。
■検査対象者
◆赤ちゃんからご年配の方まで
※但し下記の方は検査を受けることが出来ません。
〇妊娠中または妊娠の可能性
〇心臓ペースメーカーなどを身に付けていること
〇薬を服用している
〇検査時に体位変換の場合があること
【睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査】
【睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査】
睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査は、睡眠時の呼吸の状態を観察・記録し、睡眠時無呼吸症候群であるかどうかを判定する簡易的な検査です。
指先にセンサーを装着し、睡眠中の酸素の血中濃度を測定するパルスオキシメトリ法を用いています。ご自宅で簡単に検査していただけます。
当院では、検査データの分析・評価・判定を行っています。
検査の流れ